小川大使の新年挨拶

新年明けましておめでとうございます。

昨年5月の着任以来、8か月余りが過ぎました。
この間、ボスニア・ヘルツェゴビナの各地を回り、要人と意見交換を重ね、また経済協力や文化行事に注力してまいりました。
これらを通じて私の得た印象は、なおこの国では時折民族対立が見られ、そのために政治に不都合が生じると言うことがあります。
20年前にこの国にボスニア紛争が残した爪痕はまだ所どころに残っていると言えるでしょう。
しかし同時に将来EUに加盟すると言う目標を掲げ、国民が一致協力して努力しているのもまぎれもない事実です。
エネルギー、鉱業、農林業、観光と可能性に満ちたこの国の将来は、これから大いに発展する期待がかかります。
今年2016年は、日本とボスニア・ヘルツェゴビナが国交を樹立して20年目にあたる記念すべき年です。
当地の人々に日本は極めて好意的な感情を持たれています。
過去20年にわたって、この国の復興・発展に我が国が誠意をもって尽くしてきた賜物です。
私としては、既に良好な二国間関係を、この記念すべき年に更に充実したものにできればと考えています。
具体的には、双方向の要人往来を実現し、二国間のビジネス関係を強化し、各種の文化行事を開催し、
更に両国の地方レベルの協力も実現できれば両国民にとって意義深いものになるでしょう。
是非皆様のご理解とご協力を頂ければと思います。

本年も宜しくお願い致します。

小川和也