2011年12月20日
「ビエリナ市ヴーク・カラジッチ小学校教育環境整備計画」 引渡式実施
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12月20日、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボの北東約200キロに位置するビエリナ市ヴーク・カラジッチ小学校において、我が国の草の根・人間の安全保障無償資金協力「ビエリナ市ヴーク・カラジッチ小学校教育環境整備計画」(45,375ユーロ(6,488,625円))の引渡式が行われ、山崎日出男駐ボスニア・ヘルツェゴビナ国大使が式典に出席しました
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同計画において日本政府は、ヴーク・カラジッチ小学校において、窓・窓枠や避雷針を改修し、机と椅子等を整備しました。 同計画により、全校生徒1,522名と教職員116名の教育環境と保健衛生環境が改善されます。また、同小学校は公共機関として選挙投票所や地域の就職フェア等としても利用されているため、地域住民約25,000人も間接的に裨益を受けます。
2011年11月15日
「グラチャニツァ市における地雷除去支援計画」 引渡式実施
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11月15日、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボの北東部約185キロに位置するグラチャニツァ市において、我が国の草の根・人間の安全保障無償資金協力「グラチャニツァ市における地雷除去支援計画」(20万ユーロ(28,600,000円))の引渡式が行われ、山崎日出男駐ボスニア・ヘルツェゴビナ国大使が式典に出席しました。
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同計画において日本政府は、ITF(地雷除去と地雷による被害者救済のための国際信託基金)に対し、同市を流れるスプレチャ川流域約20万平方メートルにおける地雷除去作業を実施するための費用を供与しました。また、ITFからも約20万ユーロが拠出され、約20万平方メートルにおける地雷除去作業が実施され、合計約40万平方メートルが安全な土地となりました。
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同計画により、住民約54,000人が安全に居住出来るようになります。今まで地雷が障害となり開発に着手出来なかった土地において、今後、基礎インフラ整備や農地開発が進められ、社会・経済面における開発が見込まれるだけではなく、スプレチャ川の護岸整備や清掃が可能となり環境保全面においても効果が期待されます。また、これらは、基礎的生活基盤の整備にも繋がるため、同地への難民・避難民帰還促進の効果も期待されます。
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日本政府は1996年にボスニア・ヘルツェゴビナへの支援を開始して以来、地雷除去作業や地雷回避教育の支援を目的とし約250万ユーロを支援しています。
2011年8月31日
「ズボルニク市オラオバッツ村水供給システム整備計画」署名式実施
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8月31日、サラエボ市内において、罍二夫駐ボスニア・ヘルツェゴビナ大使とゾラン・ステバノビッチ・ズボルニク市長(Mr. Zoran Stevanovic, Mayor of Municipality Zvornik)との間で、75,592ユーロ(9,071,040円)を限度とする我が国の草の根・人間の安全保障無償資金協力「ズボルニク市オラオバッツ村水供給システム整備計画」の贈与契約の署名式が行われました。 同計画において日本政府は、ボスニア・ヘルツェゴビナ北東に位置するズボルニク市オラオバッツ村の住民(帰還民を含む)に飲料水を安定的に供給するため、現在の水供給システムの改修を行うものです。
同市は、90年代の紛争のフロント・ラインであり、壊滅状態となりました。同市は水供給システム等インフラ整備を重点事業に位置づけており、設備投資を行い、避難民の機関促進を行っています。
なお、同市の水源(一次集水池)は年間を通じ豊富な水量を維持しているにもかかわらず、これを給水システムに取り込むことができず、オラオバッツ村は恒常的な水不足の問題を抱えてます。特に水の需要が増加する夏場は、小学校は断水のため、休校となる場合があるように水不足は同村にとって深刻な問題となってます。同計画により、約1,000人の住民が安定した水を確保できるようになり、断水による休校がなくなることが期待されます。
日本政府は1996年にボスニア・ヘルツェゴビナへの支援を開始して以来、約115万ユーロを水供給事業のために支援しています。
2011年7月14日
「スカウト連盟青少年育成のためのキャンプ施設整備計画」 引渡式実施
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7月14日、ボスニア・ヘルツェゴビナの中南部コニッツ市ボラチュコ湖周辺の当国スカウト連盟キャンプ施設において、我が国の草の根・人間の安全保障無償資金協力「スカウト連盟青少年育成のためのキャンプ施設整備計画」(69,898ユーロ(9,995,414円))の引渡式が行われ、罍二夫駐ボスニア・ヘルツェゴビナ国大使が式典に出席しました。
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同計画において日本政府は、ゼニツァ市スカウト協会に対し、年間を通してキャンプ施設を利用できるようキャンプ小屋4棟、2人用テント35張及び簡易ベッド70台(内、12台は被供与団体負担)を整備しました。同計画により、キャンプ施設は、スカウト連盟に所属する青少年のみならず、大学・NGOなどのセミナー会場としても利用できるようになり、より多くの国民に利用機会が与えられ、更なる青少年の育成と交流により民族融和に対する理解が深められることが期待されます。
011年3月3日
「ベルコヴィチ診療所医療機材整備計画」 引渡式実施
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3月3日、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボの南約220キロに位置するベルコヴィチ市のベルコヴィチ診療所において、我が国の草の根・人間の安全保障無償資金協力「ベルコヴィチ診療所機材整備計画」(62,822ユーロ(8,983,546円))の引渡式が行われ、罍二夫駐ボスニア・ヘルツェゴビナ国大使が式典に出席しました。
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同計画において日本政府は、ベルコヴィチ診療所に対し、初期治療に欠かせない検査機器-X線撮影機、X線写真現像機、除細動器、歯科用X線撮影機、歯科診療用椅子を供与しました。同計画により、ベルコヴィチ診療所にてより適切な診断が可能となり、かつては他市の病院まで行かざるを得なかった住民が同診療所にてより早く診断を受けられる等地域医療サービスの向上に貢献することが期待されます。