ズボルニク市におけるUNDP「ボスニア・ヘルツェゴビナにおける地滑りリスク管理計画」の引渡式開催

平成28年5月27日
  

 5月16日,ボスニア・ヘルツェゴビナ東部のズボルニク市において,UNDP「ボスニア・ヘルツェゴビナにおける地滑りリスク管理計画」によって実施された地滑り対策工事の引渡式が行われました。同引渡式には宮崎和政大使館参事官,ゾラン・ステバノビッチ・ズボルニク市長,及びサニィイン・アブディッチUNDPエネルギー・環境セクター主任が出席しました。
 
 日本政府は,2014年5月に同国で発生した洪水に対する支援の一環として,UNDP「ボスニア・ヘルツェゴビナにおける地滑りリスク管理計画」に対して294万米ドル(2億8,518万円)を拠出しました。同計画は,地滑りが発生した洪水被災地域の9つの自治体(ドボイ,ゴラジュデ,マグライ,スレブレニク,トゥズラ,ゼニツァ,ズボルニク,ジェプチェ及びボゴシチャ)において,地滑り対策工事を実施して再発防止を図るともに,各自治体への技術支援等を通じてその地滑り対策及びモニタリングを強化するものです。ズボルニク市における地滑り対策工事によって,同市ボシュコビッチ村の43世帯計約150人の住民に被害をもたらすおそれのあった地滑りが安定化しました。