平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ドマリェバッツ・シャマツ市診療所医療機材整備計画」引渡式の実施

平成28年7月7日
  

 6月16日,ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボから北東約240キロに位置するドマリェバッツ・シャマツ市において,平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ドマリェバッツ・シャマツ市診療所医療機材整備計画」の引渡式が行われ,宮崎和政大使館参事官,マリオ・ユルキッチ・ドマリェバッツ・シャマツ市長及びマリオ・プラニッチ・ドマリェバッツ・シャマツ市診療所長が式典に出席しました。

 本案件で,日本政府はドマリェバッツ・シャマツ市診療所に対し,超音波診断装置1台及び検体検査機材一式の調達を支援するため,草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みの下,42,642ユーロ(5,458,176円)を供与しました。本計画により,ドマリェバッツ・シャマツ市診療所における医療検査及び医療診断を必要とする年間約2,100人の患者及びドマリェバッツ・シャマツ市の約5,600人の住民が裨益します。
 
 日本政府は,医療セクターを対ボスニア・ヘルツェゴビナ開発協力における重要課題の一つと位置づけています。同国において1996年より開始された草の根・人間の安全無償資金協力では,同セクターで約30件の支援を行っています。