平成27年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「シャマツ市及びドニ・ジャバル市における地雷除去支援計画」及び「ドマリェバッツ・シャマツ市及びブルチュコ特別区における地雷除去支援計画」引渡式の実施

  

3月9日,小川和也駐ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使は,ボスニア・ヘルツェゴビナ北部に位置するブルチュコ特別区において,平成27年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「シャマツ市及びドニ・ジャバル市における地雷除去支援計画」及び「ドマリェバッツ・シャマツ市及びブルチュコ特別区における地雷除去支援計画」の引渡式に出席しました。引渡式には,小川大使のほか,エセド・カドリッチ・ブルチュコ特別区議会儀長,ジョルジェ・ミリチェビッチ・シャマツ市長,ミロスラブ・ルチッチ・ドマリェバッツ・シャマツ副市長,ニコラ・ジョカノビッチ・ドニ・ジャバル市長,ズドラブコ・ヨニッチ・BHMACオペレーション部門副代表,ダミヤン・ベルガント・ITF(ITF Enhancing Human:人間の安全保障強化のための国際信託基金)代表などが出席しました。日本政府はITFに対し,ブルチュコ特別区及び3市の計530,097平方メートルで地雷除去を行う本2計画のために,それぞれ354,071ユーロ(49,569,940円)及び311,726ユーロ(43,641,640円)を供与しました。

本2計画で対象となったブルチュコ特別区及び3市は90年代の紛争中に戦闘の前線になったため,同国の中で最も深刻な地雷汚染地域でした。さらに,2014年5月には当地を洪水の被害が襲い,多くの地雷が流出したものとみられ,早急に地雷除去を行う必要性がありました。本計画によって,ブルチュコ特別区及び3市に居住する約13万人の住民の生活条件が改善されました。また,今後は農業・林産業としての土地の活用を通し,地元経済へ裨益することが期待されています。

日本国政府は,ボスニア・ヘルツェゴビナにおいて,地雷除去の改善を重要課題の一つと位置づけ,1996年よりこれまでに約830万ユーロの地雷除去支援を行っています。