平成28年度 草の根・人間の安全保障無償資金協力「イリヤシュ市及びブソバチャ市における地雷除去支援計画」の贈与契約署名式実施

平成29年3月21日
     


日本政府は,平成28年度草の根・人間の安全保障無償資金協力の一環として,「イリヤシュ市及びブソバチャ市における地雷除去支援計画」に31万4,787ユーロ(約4,313万円)を供与することを決定しました。3月16日,在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館において,小川和也駐ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使が,ダミヤン・ベルガント・ITF(ITF Enhancing Human Security:人間の安全保障強化のための国際信託基金)代表と共に贈与契約に署名しました。

また,本計画において,在ボスニア・ヘルツェゴビナ米国大使館はITFの運営経費である1万8,000ユーロを負担するところ,署名式にはモリーン・コーマック駐ボスニア・ヘルツェゴビナ米国大使も出席しました。その他,ボスニア・ヘルツェゴビナからは,BHMAC(ボスニア・ヘルツェゴビナ地雷行動センター)及び各自治体の代表が出席しました。

ボスニア・ヘルツェゴビナ国内には未だ約12万個の地雷・ERW(爆発性戦争残存物)が埋設されていると推定されており,地域住民の生活を脅かしています。日本国政府は,ボスニア・ヘルツェゴビナにおいて,地雷除去の改善を重要課題の一つと位置づけ,1996年よりこれまでに約830万ユーロの地雷除去支援を行っています。