平成29年度 草の根・人間の安全保障無償資金協力「ペトロボ市、チェリッチ市及びハン・ピイェサク市における地雷除去支援計画」の贈与契約署名式実施
平成29年11月10日
日本政府は,平成29年度草の根・人間の安全保障無償資金協力の一環として,「ペトロボ市、チェリッチ市及びハン・ピイェサク市における地雷除去支援計画」に40万8,660ユーロ(約5,000万円)を供与することを決定しました。11月9日,在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館において,小川和也駐ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使が,トマジュ・ロブレンチッチ・ITF(ITF Enhancing Human Security:人間の安全保障強化のための国際信託基金)代表と共に贈与契約に署名しました。
また,本計画において,在ボスニア・ヘルツェゴビナ米国大使館はITFの運営経費である2万4,000ユーロを拠出する予定であり,署名式にはモリーン・コーマック駐ボスニア・ヘルツェゴビナ米国大使も出席しました。その他,ボスニア・ヘルツェゴビナ側からは,BHMAC(ボスニア・ヘルツェゴビナ地雷行動センター)及びペトロボ市,チェリッチ市,ハン・ピイェサク市の3治体の代表が出席しました。
ボスニア・ヘルツェゴビナ国内には未だ約8万個の地雷・ERW(爆発性戦争残存物)が埋設されていると推定されており,地域住民の生活を脅かしています。日本政府は,ボスニア・ヘルツェゴビナにおいて,地雷除去の促進を重要課題の一つと位置づけ,1996年よりこれまでに870万ユーロを越える地雷除去支援を行っています。