令和元年度草の根文化無償資金協力「サラエボ大学哲学部日本語・日本文化教室整備計画」の贈与契約署名式

令和2年2月15日

       




 日本政府は,令和元年度草の根文化無償資金協力の一環として,「サラエボ大学哲学部日本語・日本文化教室整備計画」に3万2,567ユーロ(約426万円)を供与することを決定し,2月10日,サラエボ大学哲学部において,坂本秀行大使とムハメド・ジェリトビッチ哲学部長との間で,贈与契約の署名が行われました。本件協力により,サラエボ大学哲学部内に日本語及び日本文化コース専用の教室が新設され,日本の大学とのオンライン授業も可能となるテレビ会議システムを含む機材が設置されることとなります。
 

 式典に出席したサラエボ大学のリファト・シュクリイェリ学長及び哲学部関係者からは,日本の政府及び国民による本件協力に謝意が述べられるとともに,上智大学による日本語教育支援についても感謝と期待が表明されました。坂本大使は,本件協力により整備される教室が,ボスニア・ヘルツェゴビナ国民の間で高まりつつある日本語及び日本文化に対する関心に応え,当国における日本研究の中心となることへの期待を述べました。