令和2年度草の根・人間の安全保障無償資金協力3件の贈与契約署名式実施
令和3年3月25日
日本政府は、令和2年度草の根・人間の安全保障無償資金協力の一環として、「ゴラジュデ市ドクター・イサク・サモコブリヤ診療所救急車整備計画」に72,096ユーロ(約890万円)、「ネベシニェ市ネベシニェ診療所救急車及び医療機材整備計画」に53,869ユーロ(約660万円)及び「バコビッチ精神障害者施設農業機材整備計画」に68,819ユーロ(約850万円)を供与することを決定し、3月12日、日本国大使館において、伊藤眞大使は、エディン・チェンギッチ・ゴラジュデ市ドクター・イサク・サモコブリヤ診療所長、ジャルコ・タミンジヤ・ネベシニェ市ネベシニェ診療所長及びブランコ・スタニッチ・バコビッチ精神障害者施設長とそれぞれ、贈与契約に署名しました。
「ゴラジュデ市ドクター・イサク・サモコブリヤ診療所救急車整備計画」は、救急車2台を供与するものです。同診療所は1954年に設立され、市内唯一の一次医療機関として、隣接する県立病院と良好な協力関係の下、医療サービスを提供しています。この支援により、必要なタイミングで適切な治療を提供することができるようになり、約4,000名の患者が直接裨益します。
「ネベシニェ市ネベシニェ診療所救急車及び医療機材整備計画」は、救急車1台及び除細動器等の医療機材を供与するものです。同診療所は1964年に設立され、市内唯一の一次医療機関として、隣接する総合病院と良好な協力関係の下、医療サービスを提供しています。この支援により、必要なタイミングで適切な治療を提供することができるようになり、約6,400名の患者が直接裨益します。
「バコビッチ精神障害者施設農業機材整備計画」は、農作業用トラクター1台及び作業機20品目を供与するものです。フォイニッツァに位置する同施設は、BH連邦議会の議決により設立された社会福祉施設の一つとして、精神障害者を受け入れています。この支援により、適時に必要な農作業を通したリハビリテーションのサービスを提供することができるようになり、約310名の施設利用者が直接裨益します。