令和3年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「モスタル市バス公社バス整備計画」贈与契約署名式実施
令和4年3月2日
日本政府は、モスタル市バス公社に対して、新規バス調達のための79,462ユーロ(約961万円)の供与を決定し、2022年2月28日、サラエボの日本大使公邸において、伊藤大使とモスタル市バス公社マリッチ社長との間で贈与契約に署名しました。
署名式には、モスタル市コルディッチ市長も臨席され、モスタルの公共交通機関を改善する本件新規事業実施への協力に深甚なる謝意を表明されました。伊藤大使は、まずはモスタルの公共交通のニーズに対する本件ミニバスの活用状況を確認しつつ、今後もモスタル市と様々な分野で協力を継続できるよう切に願う旨述べました。
モスタル市バス公社は2002年に設立され、ヘルツェゴビナの中心都市であり、年間を通じて他の都市や海外からの観光客が多いモスタル市で唯一の公共都市交通機関として機能しています。本件供与により、モスタル市バス公社は、より充実した輸送サービスを提供できるようになり、毎年約11万人のモスタル市民と観光客に直接利益をもたらします。