令和3年度講師派遣事業の実施(Eco-DRR)
令和4年3月15日
3月3日、在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館は、サラエボ大学森林学部と共催の下、大正大学古田教授及びJICAの中田専門員による生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)に関するオンライン講義を開催しました。
伊藤大使は、森林学部講堂で学生たちに、日本は大災害に直面してきた歴史を通じて、災害に対する豊富な経験と知識を蓄積してきた旨伝え、日本の専門家より日本の防災に関する知識をボスニア・ヘルツェゴビナに共有できることは非常に意義深いと述べました。
森林学部講堂及びオンラインにて約70人の学生や専門家が参加し、古田教授は、Eco-DRRという新たな概念が、ボスニア・ヘルツェゴビナの森林を保護しつつ、地滑り等の災害を防ぐのに役立つことを指摘しました。
山火事などの国境を越えた災害への対策には、近隣諸国との協力が必要であり、これは西バルカン協力イニシアチブの謳う重要な目標の1つです。