令和3年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「東サラエボ市パレ区パレ高校修復計画」引渡式の実施
令和4年10月14日
10月7日、伊藤大使は、東サラエボ市(サラエボから南東に約20km)を訪問し、チョシッチ市長と会談しました。本会談にて市長より、長きに亘る日本からの支援に謝意が表されたのに対し、大使からは、今後も様々な分野で関係を発展させていきたいとの考えを伝えられました。さらに大使と市長との間で、今後の経済・社会の協力について幅広く意見交換を行いました。
今回の訪問に際して、伊藤大使は、東サラエボ市長及び本プロジェクトのマネジメントを担当した東サラエボ都市開発機構のパンドゥレビッチ所長と共にパレ高校にて実施された「東サラエボ市パレ区パレ高校修復計画」の引渡式に出席しました。
パレ高校ルイ校長は屋根が修復されたことにより雨漏りの心配がなくなったこと、また積雪を伴う冬季には適切な室温の保持が可能となり、教育環境が大きく改善されたことへの感謝の意を表しました。
日本政府は同高校の屋根修復のために、47,110ユーロ(約570万円)を供与しました。本計画により、同高校の生徒約560人及び教員約80人が直接裨益します。