令和3年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「モスタル市バス公社バス整備計画」引渡式の実施
令和5年1月30日
1月24日、杵渕大使はモスタル市(サラエボから南西に120km)を訪問し、令和3年度草の根・人間の安全保障無償資金協力事業「モスタル市バス公社バス整備計画」の引渡式に出席しました。引渡式にてバス公社代表のマリッチ氏はこれまでの日本政府からの支援に改めて感謝の意を伝えるとともに、今回供与されたバスは街郊外から病院までを結ぶ路線で活用されることから、病院を訪問する人や医療従事者に適切な輸送サービスを提供することができるようになると説明しました。また、杵渕大使は供与されたバスは環境に配慮したバスであり、環境にやさしい生活スタイルへと意識を向上させるきっかけになることにより、EU加盟を目指すボスニア・ヘルツェゴビナにおいて環境対策面での後押しとなることを期待していると述べました。
日本政府は同バス公社にミニバス整備のために79,462ユーロ(9,614,902円)を供与しました。本計画により同路線を利用する82000人が直接裨益します。