令和4年度草の根・人間の安全保障無償資金協力 「交通・郵便・通信事業従事者のためのサラエボ診療所X線撮影装置整備計画」引渡式の実施

令和5年8月3日
 
 


8月1日、杵渕大使は、令和4年度草の根無償資金協力事業「交通・郵便・通信事業従事者のためのサラエボ診療所X線撮影装置整備計画」の引渡式に同診療所チュトゥク所長と診療所の創設者であるボスニア・ヘルツェゴビナ連邦鉄道公社代表ジャフィッチ氏と共に出席しました。
引渡式にてチュタック所長は杵渕大使の診療所訪問を歓迎し、日本政府及び日本国民からの支援に対し謝意を表明しました。杵渕大使は今回の支援は、ボスニア・ヘルツェゴビナのパイロットを始めとする交通関係者を支える重要な医療機関を対象とするものであり、これは多くの人々の生活水準の向上にも役立つことになると述べました。
日本政府は同診療所に対し、X線撮影装置の整備のために74,863ユーロ(約958万円)を供与しました。本計画により年間約5,500人の患者の検査・診断の質向上に寄与する他、データの電子化により他診療所とのスムーズな撮影データの共有が可能となるなど、様々な面での効果が期待されます。