草の根・人間の安全保障無償資金協力 令和4年度「ドボイ市ドボイ診療所救急車及び医療機材整備計画」及び 「ビハチ市、ドニ・バクフ市、ドボイ市及びフォチャ市における地雷除去支援計画」 引渡式の実施
令和6年4月15日
4月11日、杵渕大使は、ドボイ市を訪問し、日本政府の支援で実現したドボイ市ドボイ診療所への救急車及びその搭載医療機材供与に係る引渡式並びにビハチ市、ドニ・バクフ市、ドボイ市及びフォチャ市における地雷除去活動の完了式典に参加しました
式典では、ドボイ市長より、今回の支援は住民の生活に直接裨益するもので、これまでの日本からの支援も含めて、改めて日本政府の継続したドボイ市民への支援に対する謝意が述べられました。
日本政府は、内戦終結以降、ボスニア・ヘルツェゴビナの国造りを支援してきており、近年はEU加盟に向けた同国の取組を支援すると共に、医療・地雷除去等の分野において地域住民の生活の質向上につとめています。
(注1):「ドボイ市ドボイ診療所救急車及び医療機材整備計画」(77,494ユーロを供与)。本プロジェクトを通じ、供与された救急車により年間約1,500人のドボイ市民の緊急搬送が可能となった。
(注2):「ビハチ市、ドニ・バクフ市、ドボイ市及びフォチャ市における地雷除去支援計画」(389,150ユーロを供与)。同プロジェクトを通じ、計194,026平方メートルの地雷除去が実施され、地雷49発、不発弾39発が処理された。これにより、約16万人の市民に安全な生活を提供した。ドボイ市では、計2カ所(計75,421平方メートル)で地雷除去が実施され、地雷30発、不発弾2発が処理された。