令和5年度草の根・人間の安全保障無償資金協力 「スタナリ市診療所救急車整備計画」引渡式の実施

令和6年5月23日
   

 5月15日、杵渕大使は、令和5年度草の根無償資金協力事業「スタナリ市診療所救急車整備計画」の引渡式に出席しました。
 2015年に新設されたスタナリ市は炭鉱採掘や火力発電所を有する街で、緊急搬送のニーズが高いこともあり、日本政府は今回の支援で救急車を供与することとなりました。今回の支援に対し、チェリッチ市長は「小さく新しい街にも関わらず、人道的配慮から同市の医療サービスの要である救急車の供与に市民を代表して感謝する」と謝意を述べました。杵渕大使は今回の支援が同市の発展に伴う医療ニーズの高まりに応えるものとなれば嬉しいと述べました。
 日本政府は同診療所に対し、救急車及び救急車に搭載する外傷患者の搬送用ストレッチャーや脊椎固定具、AED等の整備のために71,586ユーロ(約1,000万円)を供与しました。本計画により年間約500人の患者スムーズな緊急搬送が可能となります。