令和7年度草の根・人間の安全保障無償資金協力 「ヤブラニツァ市診療所及び救急車整備計画」、 「ロパレ市ローサ・ハジヴコビッチ診療所X線撮影装置整備計画」 贈与契約署名式

令和7年11月20日
11月17日、相木大使とヤブラニツァ市診療所ブディム-ホンド所長及びロパレ市ローサ・ハジヴコビッチ診療所シャコティッチ所長との間で、草の根・人間の安全保障無償資金協力事業「ヤブラニツァ市診療所及び救急車整備計画」及び「ロパレ市ローサ・ハジヴコビッチ診療所X線撮影装置整備計画」に関する贈与契約への署名を行いました。

署名式にて、相木大使は、ヤブラニツァ市診療所に対しては、老朽化が進む救急車及び産婦人科病棟の整備、ロパレ市ローサ・ハジヴコビッチ診療所に対しては、新たなX線撮影装置の供与が決定し、両診療所が提供する医療サービスの質の向上に貢献できることを嬉しく思う旨述べました。

ブディム-ホンド所長は、日本政府からの貴重な支援に感謝の意を示すとともに、今回の支援は、物質的な援助にとどまらず、「友情」の象徴として大変意義深いものであると述べました。シャコティッチ所長は、今回の支援は、地域医療の質の向上に大きく貢献するものであるとし、日本政府からの支援に感謝を述べました。

今般、日本政府は、ヤブラニツァ市診療所に対し救急車及び産婦人科病棟の整備のために115,305ユーロ、ロパレ市ローサ・ハジヴコビッチ診療所にはX線撮影装置のために78,994ユーロの供与を決定しました。本計画により、ヤブラニツァ市診療所では年間約7,000人以上の患者、ロパレ市ローサ・ハジヴコビッチ診療所では年間約3,000人の患者に直接裨益する予定です。